事故態様の悪質さを主張して慰謝料が増額した事例
2024.08.06解決事例ご依頼内容
依頼者(女性・60代・主婦)は歩行中、後ろから来た車にはねられてひき逃げされました。頬骨の骨折や三叉神経損傷、ひざ打撲の障害を負い、顔のしびれやひざの痛みが残りました。示談案の妥当性の確認のためご来所いただきました。
結果
後遺障害の診断書を検討したところ、記載漏れがあることが分かりました。STREAM法律事務所で異議申立を行い、併合12級になりました。
事故がひき逃げで悪質であったため、検察庁に依頼して刑事事件の記録を通常よりも幅広く開示してもらいました。
事故の悪質性を踏まえた慰謝料請求をし、主婦業への仕事の支障、傷跡が残ってしまっている点も主張・立証しました。「しびれ」や「痛み」については、逸失利益=将来の仕事による収入の補償)が認められる期間が不当に短く計算されがちですが、その点も粘り強く交渉しました。結果として、約568万円増額した賠償金を獲得することができました。