女性(主婦・高次脳機能障害)の事故。保険会社の提示額(0円・支払拒否)から2,812万円の賠償金を獲得した事例
2024.08.06解決事例ご依頼内容
依頼者(女性・50第・主婦)は、道路(横断歩道でない道路)を横断中、猛スピードで近づいてきた車にはね飛ばされ、重傷を負いました。加害者の保険会社は「①車の直前の横断であり依頼者に100%の過失がある、②依頼者が事故当時、生活保護を受けていたことから収入はなく補償も不要である」との主張で、当初から全面的に争いがありました。
入院中の段階でご主人にご相談にお越しいただきました。
結果
被害者請求を行い、7級が認定されました。
裁判で、①刑事事件の記録や道路の状況を踏まえて、適切な過失の割合は2割程度にとどまる、②たとえ事故当時、一時的な事情で生活保護を受けていても、家事をしていることに変わりはないので正当に評価されるべきである旨、主張・立証しました。結果として、①依頼者の過失は30%にとどまり、②家事労働分も評価されるべきとのことで、ほぼ全面的に当方の主張が認められました。加害者が控訴しましたが、高裁でも同樣の内容で、自賠責と併せて2812万円の賠償金を受け取ることができました。