男性（自営業・肩の脱臼骨折）の事故。主治医の協力のもと，示談案の５０倍に増額した事案

2024.08.06解決事例

ご依頼内容

依頼者（男性・２０代・自営業）はタクシーの後部座席（左側）に乗車中、対向右折車と衝突しました。衝突の寸前に後部座席（右側）の人を左手でかばおうとしました。
左肩を脱臼骨折して手術しましたが、左肩の可動域制限が残りました。加害者の保険会社は「左腕を伸ばした状態では左肩を脱臼骨折することはない」と主張し、以後の治療費は支払わなくなり、慰謝料３０万円での示談案を提示しました。示談案が妥当かどうか、治療を続けるか否か判断するためご来所いただきました

結果

主治医の意見も踏まえて治療を続けることにし、STREAM法律事務所で被害者請求を行い、１０級１０号が認定されました。
訴訟を提起したところ、加害者の保険会社は肩の後遺障害について、考えられる、ありとあらゆる点で全面的に争ってきました（肩の後遺障害の有無、程度、因果関係、素因減額など）。連日、保険会社の担当者陣が列席して法廷を傍聴していました。
肩関節は、関節の中でも骨や筋肉が複雑に絡み合っており、また、「野球肩」「四十肩」など運動や加齢による劣化もあることから、保険会社から争われやすい部位です。専門知識が必要で、訴訟が必要になるケースも多く、STREAM法律事務所が得意としている部位の一つです。主治医の先生（大阪）と面談して、ご多用の中何度もご意見をいただき、書面での尋問も実施するなどして、１０級を前提に和解をすることができ、１４８１万円増額し、示談案の５０倍の金額で解決できました。